7月7日リリース予定のSANGO v3.0より価格改定を行います

さくらのレンタルサーバーを解約したワケ

これまでさくらインターネットが提供している「さくらのレンタルサーバー」(スタンダード)を2年間利用していました。年間契約で3年目の契約更新が今月末に迫っていましたが、更新を見送り解約することにしました。

さくらのレンタルサーバーは国内最大手の老舗として知られています。私が初めて利用した有料レンタルサーバーです。知名度、安定性、価格などを総合してここに決めたのですが、使用していくうちに不満なところも出てきました。

現在はエックスサーバーで運営していますが満足しています。もちろん、さくらのレンタルサーバーを悪く言うつもりはありません。さくらはアクセス数の少ない、小規模、初心者向けには良いサーバーです。小規模サイトでエックスサーバーを選ぶと逆にオーバースペックで価格的にも高コストだと思いますし…。

サイトの規模に見合ったサーバーを選びましょう。もし運営に支障が出てきたら、他社への乗り換えをおすすめします。

さくらのレンタルサーバーを解約したワケ

503 Service Temporarily Unavailableが頻発

これがサーバーの変更を検討した一番の理由です。一時的にアクセスが集中したときやCGIやPHPプログラムの動作に伴いサーバーに高負荷がかかると、真っ白い画面になってこの文字が表示されます。この文字が表示されると焦りますね。

高負荷がかかるとサーバー会社より同時アクセス数の制限など規制を受けます。制限を解除するには高負荷がかかっていたプラグインを削除したり、キャッシュプラグインを導入したり対策を実施した上で、サポートに報告しなければなりません。

アクセス数の少ないサイトであれば問題ありませんが、ある程度の規模になってくるとここのサーバーでは耐えられなくなると思います。繋がりにくくなれば集客を逃すことになるので大損失です。

さくらのレンタルサーバーで頻発していた503がエックスサーバーでは出なくなったので、やはりさくらのレンタルサーバーよりエックスサーバーの方が負荷には強いようです。

MEMO

ただし、エックスサーバーでも制限を受けた経験はあります。これはアクセスカウンターのプラグインが原因でした。それ以降はアクセスカウンターを設置するのをやめました。共有サーバーである以上、一時的にアクセス数が集中したり、高負荷がかかると繋がりにくくなるのはどのサーバーでも同じですが、どの程度のアクセスや不可に耐えられるかはサーバーによって異なるのです。

体感速度が遅い

ワードプレスで作成したサイトの表示体感速度が明らかにさくらのレンタルサーバーは遅いです。エックスサーバーを契約してその違いに驚きました。エックスサーバーはサクサクなのに対し、さくらのレンタルサーバーはモッサリしています。

コントロールパネルが使いにくい

さくらのレンタルサーバーのコントロールパネルは古臭い印象を受けます。まるで1990年代のよう。ごちゃごちゃしていて使いにくい印象です。エックスサーバーはシンプルで分かりやすいです。

コントロールパネルの比較

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さくらのレンタルサーバー

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エックスサーバー

サーバーのスペック

1台のサーバーに何人収容しているかにもよりますが、サーバースペックが良いに越したことはありません。さくらのレンタルサーバーとエックスサーバーの比較になりますが、後者の方がハイスペックでした。

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さくらのレンタルサーバー
(2014年1月契約)

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エックスサーバー
(2014年4月契約)

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エックスサーバー
(2015年6月契約)

さくら Xserver① Xserver②
プラン スタンダード X10 X10
契約時期 2014年1月 2014年4月 2015年6月
CPU Xeon E212xx Xeon E5-2430L v2 Xeon E5-2630 v3×2
クロック数 2.40GHz 2.40GHz 2.40GHz
コア・スレッド数 4コア・4スレッド 6コア・12スレッド 8コア・12スレッド
メモリ 18GB 24GB 96GB

WordPressをドメイン直下に自動インストールできない

さくらのレンタルサーバーやエックスサーバーにはクイックインストールというワードプレスの自動インストール機能がありますが、さくらのレンタルサーバーはドメイン直下に自動インストールできません。

例えば、エックスサーバーはドメイン直下(https://kojin-jigyo.com/)に自動インストールできますが、さくらのレンタルサーバーではドメイン直下には自動インストールできず、https://kojin-jigyo.com/wp/といったようにドメイン直下のさらに下の階層にしか自動インストールできません。ドメイン直下にインストールするには手動でインストールする必要があります。

MEMO

他サイトで見つけた「さくらサーバーでワードプレスをドメイン直下に自動インストールする方法」を参考にしてインストールするとだいぶ負担が軽減します。しかし、ファイルマネージャーでwpフォルダ内のファイルをドメイン直下に移動しなければなりません。

これでは正確には自動インストールとは言えず、エックスサーバーより手間がかかるのは変わりません。ここもさくらのレンタルサーバーの大きな欠点と言えます。なぜいつまでもドメイン直下への自動インストールに対応しないのでしょうかね。

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