7月7日リリース予定のSANGO v3.0より価格改定を行います

マイナンバーカードの電子証明書の更新に行ってきた 持ち物や所要時間は?当日の流れ公開

マイナンバーカード自体の有効期限は10年(発行日から10回目の誕生日まで)ですが、電子証明書の有効期限は5年(発行日から5回目の誕生日まで)となっており、初めての電子証明書の更新期限を迎えている人がいると思います。

マイナンバーカードはあれこれ言われていますが、行政のデジタル化、効率化には必要不可欠です。マスコミは個人情報が不安とデメリットばかり報道しますが、メリットが多いのは間違いありません。

身近なものとしては、わざわざ役所に行かなくてもコンビニのマルチコピー機で住民票の写しや戸籍抄本、印鑑登録証明書などが取れます。そのほかにも確定申告や引っ越し、年金などの手続きがインターネット上でできるようになります。将来的には運転免許証との一体化、スマホへの搭載が予定されています。

電子証明書って何?

電子証明書とは書面手続きにおける印鑑のようなもので、電子申請の際の本人確認として使われます。電子証明書には暗証番号によるロック、暗号化などの厳重な改ざん防止技術が施されています。

電子証明書だけなぜ有効期限が5年なの?

安全性を保つためです。暗号化の解読技術も進歩していることから5年が相当とされています。ただし、電子証明書は5年、マイナンバーカードは10年なので、事実上5年に1度の更新が必要となり手間ですよね。

電子証明書も10年おきの更新にできないかという議論がされており、将来的にはマイナンバーカードと同じ10年ごとの更新になる可能性はあります。合わせて電子証明書のオンライン更新も議論されています。確かにたいしたことしないのにわざわざ出向くのは面倒。電子証明書はオンラインで更新できるようにしてもらいたいものです。

有効期限が切れたらどうなる?

電子証明書の有効期限が切れるとコンビニ交付やe-Tax、マイナポータルでの行政手続きに使えなくなります。ただし、本人確認書類としては10年ごとの更新までは有効です。

2024年秋より紙の保険証の原則廃止、保険証とマイナンバーカードの一体化により「マイナ保険証」に移行されますが、電子証明書の有効期限が切れると保険証としても使えなくなります。電子証明書には目的によって4桁と16桁の暗証番号が必要であり、認知症や高齢者など番号管理が難しい人の負担が大きくなるとして、パスワード不要の顔認証マイナンバーカードが導入されます(2023年12月15日から申請受付開始)。

顔認証マイナンバーカードは本人確認にパスワードが必須のコンビニ交付やオンラインによる行政手続きには使えないものの、パスワード不要で保険証としては使えるようになります。顔認証マイナンバーカードをマイナ保険証として使う場合は、医療機関にある読み取り機で顔認証するか、窓口職員が目視で本人確認します。

それなら「紙の保険証でいいのでは?」と言う方がいますが、今の保険証には顔写真がついていないので、不正利用しようと思えばいくらでもできてしまうのです。我々が支払っている保険料で日本人や外国人が他人になりすまして医療サービスを受け、ただ乗りしていたらどう思いますか?怖いし不満が高まるでしょう。高額医療の限度額認定証の申請も不要になります。なので、私は紙の保険証には反対です。

電子証明書の更新方法

マイナンバーカード、電子証明書の更新ともに、有効期限の3カ月前の翌日から手続きが可能で、普通郵便で更新の通知書が届きます。実際に届いた封書がこれです。例えば、3月1日が誕生日だったら、12月2日~3月1日までが更新期間となります。この更新期間も短すぎるとして、将来的にもう少し長くできないかの議論があります。

同封物について

①【本書】手続き方法や必要な持ち物が書かれています。

②【有効期限通知書】表側は有効期限、更新期間などが書かれています。
③【照会書兼回答書】裏側は電子証明書の代理人申請に必要な委任状です。

④【照会書兼回答書封入用封筒】代理人が申請する場合に③を入れる用の封筒です。

更新場所は?

お住まいの市区町村の窓口で更新します。更新手続きは予約制となっている市区町村もあるので、お住まいの自治体のホームページでご確認下さい。

必要な持ち物は?

【本人が更新手続きする場合】
・マイナンバーカード
・②の有効期限通知書(忘れた場合でも手続きは可能)

【代理人が更新手続きする場合】
・申請者本人のマイナンバーカード
・代理人の本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証等の顔写真付きのもの)
・②の有効期限通知書(忘れた場合でも手続きは可能)
・申請者が③の照会書兼回答書に必要事項を記入し、同封した④の封筒に封入封かんの上、代理人に渡す

※マイナンバーカードの更新には顔写真が必要ですが、電子証明書の更新には顔写真は不要です。

更新手続き当日の流れ

窓口でマイナンバーカードの電子証明書の更新をしたいと伝える
更新申請書に記入する

渡された更新申請書に記入します。申請年月日、氏名、住所、電話番号、生年月日などだったと記憶しています。すぐ終わります。

暗証番号を入力する

マイナンバーカードを渡し、手元のタブレットとタッチペンで以前設定した暗証番号を入力していきます。担当の方は反対側のパソコンで電子証明書の更新作業を行います。頭で覚えていない場合は暗証番号を控えた用紙を持参すればスムーズです。

※更新にはカード交付時に設定した暗証番号が必要です。(署名用電子証明書の16桁の暗証番号と、利用者証明用電子証明書、住民基本台帳用の4桁の暗証番号が必要ですが、忘れた場合でも暗証番号を再設定するので更新手続きは可能です)

更新手続き終了

以上で手続きは完了です。手続き自体は10分程度で終わると思います。次回は5年後にマイナンバーカード、電子証明書の更新が必要で、また通知書が届くことなどの説明があります。電子証明書を更新したことを証明する「電子証明書の写し」が渡されました。

更新すると電子証明書の写しが渡される

最後に渡された用紙「電子証明書の写し」です。更新の際の参考になればと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です