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低収入の個人事業主でもクレジットカードを作れる?審査に通りやすくする方法

フリーランスやアフィリエイトで生計を立てている方で、クレジットカードを作りたいという方も多いと思います。しかし、会社員と比べると収入が安定していないので審査に通らないんじゃないか?と思う方もいると思います。

個人事業主でも十分な収入がある方は大丈夫だと思いますが、収入の少ないアフィリエイターでもクレジットカードは作れるのか?答えは作れます。

クレジットカード申し込みの際に様々な項目を記入しますが、項目別に少しでも審査に通りやすくするポイントを教えます。

クレジットカードの主な審査項目

職業

ここは大変重要です。パートやアルバイトでもクレジットカードは作れますが、無職では100%審査に通りません。アフィリエイトでも個人事業の開業届を出していれば立派な「個人事業主」ですので無職にはなりません。アフィリエイトは個人事業主、自由業、フリーランスなどが該当します。これらがない場合は自営業が一番近いです。

業種

具体的にどんな仕事をしているのか選択する欄です。ここはカード会社によって選択肢が若干異なります。「個人サービス」、「個人事業」が該当すると思いますが、アフィリエイトだったら「広告」を選択してもいいと思います。

住まい・居住年数・居住費負担

現在住んでいる家が本人所有なのか家族所有なのか社宅・寮なのか賃貸なのか選択します。当然、本人所有は一番評価が高くなります。次いで家族所有です。ただ賃貸でもまったく問題ありません。

合わせて居住年数、居住費負担(住宅ローン・家賃)があるかないかも選択する欄があります。居住費負担がない方が当然評価が高くなります。住宅ローンを組んでいる場合は信用情報機関に掲載されるので分かります。虚偽申告はいけません。

家族構成

配偶者、子供、それ以外の同居者がいるかいないかを選択します。次いで、申込者本人と生計を共にする人数、世帯主との続柄・関係を選択します。私は初めてクレジットカードを作ったときに世帯主との関係を「子」としなければならないのに誤って「父母」としてしまい、審査に通りませんでした。本人から見た場合の世帯主との関係と勘違いしてしまったのです。本来は世帯主から見た場合の関係です。些細な入力ミスに注意しましょう。

これは支払い能力のある人が同居していた方が評価が高くなります。収入が一定以上あれば1人でも問題ないのですが、収入のかなり少ない人が1人で生計を立てている場合は支払い延滞や不能になるのではないかと思われて評価が低くなりやすいです。

勤務先

ここは重要です。当然無職の人はこの欄が記入できないので、たとえ両親と同居していたとしても審査は通らないでしょう(学生は除く)。フリーランス・アルバイト・派遣でもいいので継続した収入がなければいけません。勤務先に記入した情報は信用情報機関に掲載されるので嘘は書かない方がいいでしょう。

アフィリエイターは屋号を書けばよいです。屋号は開業届を税務署に提出するだけで作れるので、所得税を納付するほどの収入を得たら開業届を出すべきです。それだけでも何か事業をしているんだと分かるので信頼性が増します。私は屋号名のあとに「(屋号)」と記入して株式会社ではない、個人事業主だよと分かるようにあえて記入しました。

アフィリエイトの場合は在宅勤務が多いでしょうからその場合は勤務先の住所は自宅にします。所属部課は無記入です。勤務先に所在確認の電話がかかってくる場合もあるようですが、私は自宅だからかかかってきたことはありません。

収入・年収

この欄も重要です。当然収入ゼロでは100%審査に通りません。ただ、少ないからといって審査に通らないわけではありません(極端に少ないと通らないでしょうが…)。年収より安定した収入が継続してあるかが重要です。

ショッピング枠のみの利用だったら収入は自己申告ですし、証明書の提出は必要ないので嘘をつこうと思えばいくらでもつけます。ただ、カード会社は蓄積したデータベースを持っているので記入した年齢、職業・業種、役職、勤続年数を見れば大体この程度はあるだろうと見抜かれます。25歳、入社1年で年収1000万円だったらいくらなんでも不自然ですよね。アフィリエイト(個人事業主)だったら少なくとも250万円以上はほしいところです。

入社年月(営業開始)

現在の職業に就いてからどのくらい経過したかを問う欄です。この欄も意外と重要です。年齢、職業、年収と関連付けて見られる項目でしょう。長いほど安定して継続した収入を得ていることになるので評価が高くなります。個人事業主はただでさえ不安定と思われているので、この欄が1年程度だと今後も継続して安定した収入を得られるのか疑問視されて評価が低くなります。最低3年、通常5年以上はほしいところです。

キャッシング枠

この欄は非常に重要です。クレジットカードは収入などに応じて利用限度額が決められており、ショッピング枠のほかに付帯サービスでキャッシング枠が設けられています。ショッピング枠50万円だったら買い物に50万円まで使えるという意味です。これは月に50万円まで使えるという意味ではなく引き落とし(支払完了)毎にリセットされます。

キャッシング枠とは現金を貸してくれるサービスで、手元に現金がない場合にATMなどで引き出すことができます。海外旅行の際にも現地で引き出せるので便利ではあるのですが、そのお金には15%~18%程度の利子がついて返済しなければなりません。ようするに借金ですので少しでも審査に通りやすくしたい場合は、キャッシング枠は0円(申し込まない)にした方がいいです。

キャッシング枠を申し込むと別途審査が必要になり、審査のハードルが上がると思って下さい。法律で年収の1/3を超えてお金を貸すことはできないことになっており、所得証明書の提出が必要になることがあるのでご注意下さい。楽天カードの場合は、キャッシング枠50万円を超える方、または楽天カードのキャッシング枠と他の貸金業者からの借入額の合計が100万円を超える場合は収入証明書の提出が必要になります。

審査に通らない人はデビットカードがおすすめ

借金がないのに収入が少なくてクレジットカード審査に通らないという方もいると思います。どうしても審査に通らない方はデビットカードがおすすめです。

私はプライベート用にクレジットカードを持っていますが、事業用口座はソニー銀行にしています。ソニー銀行はVisaデビットカード付のキャッシュカード(Sony Bank Wallet)が発行できるので、1枚でキャッシュカードに加えてクレジットカードとしても使えます。

クレジットカードとデビットカードの違い

クレジットカード デビットカード
支払方法 後払い(通常翌月末) 利用毎に即時
支払回数 1回/分割/リボなど 1回払いのみ
利用限度額 カード会社の利用可能枠内 口座残高の範囲内
申込審査 あり なし
発行年齢 18歳以上 15歳以上
還元率 高め 低め
利用制限 なし 使えない所あり
家族カード あり なし
ETCカード あり なし

普通のクレジットカードとの違いは、デビットカードは基本的に審査が不要、銀行口座に入っている残高の範囲内でしか使えないことと、決済毎に口座から即時引き落とされるところです。

残高の範囲内でしか使えないので使いすぎるということはなく、現金感覚で使えるメリットはありますが、大きなデメリットとしては還元率がクレジットカードに比べて劣るところと一部で使えないところがある点です。

ソニー銀行であれば預金残高が300万円以上あればシルバー会員で還元率1%にできますが、無条件に還元率1%を超えるデビットカードはありません。クレジットカードは少なくても還元率1%以上が当たり前ですから見劣りします。

デビットカードは使用できないところもある

デビットカードは有料道路、ガソリンスタンドやインターネットプロバイダー、MVNOなどの月次払いには使えないことが多いので注意が必要です。

ソニー銀行では、レンタルサーバー大手のエックスサーバーやMVNOの楽天モバイル、UQ WiMAX/UQモバイルなどで使用できませんが、新聞購読料やドコモなどの携帯電話料金の支払いには使えます。街中の買い物やインターネットショッピングにはほぼ使えると思っていいでしょう。

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