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銀行口座を作るならどこがいい?メガバンク編

新たに銀行口座を作りたいけど、どの銀行にしたらいいの?と悩む人は多いと思います。生活費用にメガバンク(都市銀行)またはゆうちょ銀行、地方銀行の口座を1つは作っておくべきです。

なぜなら、公的年金、国税還付金を受け取る場合に一部のネット銀行(ジャパンネット銀行、セブン銀行など)は対応していないので注意が必要です。口座振替も一部のネット銀行は対応していないことがあります。

例えば、ソニー銀行の場合、携帯電話、電気・ガス・水道、NHKなど公共料金・税金の口座振替には対応していないので、対応していないネット銀行の場合はクレジットカード払いにする必要があります。

メガバンクはどこがいい?手数料徹底比較

都市銀行(三菱UFJ、三井住友、みずほ、りそな・埼玉りそな)、ゆうちょ銀行のいずれかの口座を持っていれば対応していないということはまずないでしょう。地方銀行でもいいのですが、あまりにも多いのでここでは除外します。

銀行を利用する上で無視できない重要なものが手数料です。利息は全然つかないのに、各行とも手数料収入で儲けています。コンビニや他社のATMを利用すると結構な手数料を取られます。これらの銀行の中で、利便性が一番高いのはどこか比較してみます。

三菱UFJ 三井住友 みずほ りそな ゆうちょ
【自行ATM利用】
預入・引出 8:45~21:00は無料、ほかは108円 無料 平日8:45~18:00は無料、ほかは108~216円 平日8:45~18:00は無料、ほかは108円 無料
【自行→自行他支店宛】※ゆうちょは電信振替
ATMカード振込 108円 108円 108/216円 108円 月1回無料、以降123円
ATM現金振込 216/432円 216/432円 108/324円 324円
ダイレクト振込 無料 無料 108/216円 無料 月5回無料、以降113円
【自行→他行宛】
ATMカード振込 270/432円 216/432円 216/432円 432円 216/432円
ATM現金振込 432/648円 432/648円 432/648円 648円 ×
ダイレクト振込 216/324円 216/432円 216/432円 216円 216/432円
【コンビニATM】(振込除く)
セブン銀行 平日8:45~18:00は108円、ほかは216円 平日8:45~18:00は108円、ほかは216円 平日8:45~18:00は108円、ほかは216円 平日8:45~18:00は108円、ほかは216円 平日8:45~18:00、土曜9:00~14:00は108円、ほかは216円
ローソン
E-net(ファミマ等) 平日8:45~18:00、土曜9:00~14:00は無料、ほかは216円
【他行ATM無料特典】(振込除く)
イオン銀行 平日8:45~18:00は無料、ほかは108円 平日8:45~18:00は無料、ほかは108~216円
三菱UFJ信託銀行
JAバンク
大正銀行
PatsatATM 平日8:45~18:00は無料、ほかは108円
VIEW ALTTE ATM 平日8:45~18:00は無料、ほかは108円
バンクタイムATM
十六銀行 平日8:00~18:00は無料、ほかは108円
愛知銀行
中京銀行
百五銀行
名古屋銀行 平日8:00~18:00は無料、ほかは108円
三重銀行
近畿大阪銀行 平日8:45~18:00は無料、ほかは108円
関西アーバン銀行 平日8:45~18:00は無料、ほかは108円
みなと銀行
大阪府警察信用組合
注意
  • 利用者が個人の場合の手数料。法人の場合は異なる。りそなには埼玉りそな銀行、関西アーバン銀行、みなと銀行も含む。
  • スラッシュで区切ってあるものは、左側が3万円未満/右側が3万円以上の場合の手数料。ただし、ゆうちょ銀行は左側が5万円未満/右側が5万円以上の場合の手数料。
補足事項
  • PatsatATMとは関西地区に展開している阪急電鉄、阪神電車、北大阪急行電鉄の駅構内などに設置されている池田泉州銀行のATMサービスで、8:00~21:00までの間に引き出しと残高照会ができる。残高照会は無料。
  • VIEW ALTTE(ビューアルッテ)ATMはJR東日本の駅構内を中心に設置されているビューカードのATMサービスで、0:05~23:55までの間に引き出しと残高照会ができる。残高照会は無料。
  • バンクタイムATMとはりそな銀行のオリジナルブランドとして展開しているATMサービスで、セイコーマート、ドラッグストアなどに設置されている。一部のサークルK・サンクスやファミリーマートにも設置されているが、契約期間満了により2019年1月より順次撤去される。

自行ATM利便性は三井住友、ゆうちょ

まずキャッシュレスが遅れている日本では現金の持ち歩きが必須で(特に田舎)、現金を引き出す機会が多いです。そこで身近にどのATMがたくさんあるのかが重要になります。次いでその中でなるべく無料で引き出せるATMを選択するでしょう。

平日・休日、時間関係なく無料なのが三井住友とゆうちょです。三井住友は平日8:45~18:00以外は108円ですが、法人ではなく個人が利用する場合はすべて無料となります。この2行は近くにATMがあれば深夜早朝でも無料なのはうれしいです。

一方、三菱UFJは8:45~21:00を除く時間帯は108円かかります。みずほは平日8:00~8:45と18:00~23:00、土日8:00~22:00は108円ですが、平日0:00~8:00と23:00~24:00、土日0:00~8:00はなんと自行なのに216円もの手数料がかかります。深夜早朝に引き出す場合は注意が必要です。

コンビニATMは各社横並び ゆうちょが一歩リード

条件なしで単純比較した場合、コンビニATMの手数料は各社横並びですが、ゆうちょ銀行だけE-netのATM手数料が平日8:45~18:00、土曜9:00~14:00は無料となっています。知っていましたか?

E-netはファミリーマートやデイリーヤマザキ、ポプラ、生活彩家、ニューデイズのほか、スーパー・専門店のライフ、ベルク、サミット、ユニー、ドン・キホーテ、コストコ、カインズホームなどに設置されています。また、ファミリーマートはゆうちょと提携しているので、ゆうちょ銀行のATMが設置されている店舗もあります。

条件なしでの単純比較ですが、コンビニやスーパーなどにあるATM手数料はゆうちょがリードしています。E-netのATMは街中に意外と多く(47都道府県に約12,800台)、これらの店舗が近くにあればゆうちょの利便性は非常に高くなるでしょう。

三菱、みずほはイオン銀行ATM平日無料

コンビニ、スーパーなどにあるATMはゆうちょが一歩リードと書きましたが、三菱UFJとみずほはイオン銀行ATMの手数料が平日8:45~18:00は無料です。このインパクトは非常に大きいです。なぜなら流通最大手のイオンだからです。イオンだったら郊外にもたくさんありますよね。

イオン銀行ATMはスーパーのイオンだけでなく、コンビニのミニストップにもあり、ほかにマックスバリュ、ダイエー、ウエルシア、カスミ、マルエツ、いなげや、まいばすけっとなどにも設置されています。加えて、三菱はJAバンクでも平日8:45~18:00は無料です。JAバンクのATMはなんと全国に12,000台もあります。これはE-netに匹敵します。これらの店舗が近くにあれば三菱UFJ、みずほも大きなメリットがあると言えます。

◇主なATMの設置台数

ATM名 主な設置場所 設置台数
ゆうちょ銀行 ゆうちょ銀行、郵便局、ファミリーマートなど 約27,500台
セブン銀行 セブンイレブン、イトーヨーカドーなど 約25,000台
E-net ファミリーマート、スーパー、専門店など 約12,800台
JAバンク JAバンク支店、一部コンビニなど 約12,000台
ローソン銀行 ローソンなど 約10,500台
三菱UFJ銀行 支店・出張所、駅前、商業施設など 約8,000台
三井住友銀行 支店・出張所、駅前、商業施設など 約7,000台
イオン銀行 イオン、ミニストップ、スーパーなど 約6,000台
りそなグループ 支店・出張所、駅前、商業施設など 約4,500台
みずほ銀行 支店・出張所、駅前、商業施設など 約2,000台
VIEW ALTTE JR東日本の駅構内など 385台

他行への振込手数料はりそなが一律216円

引き出しの次に重要なのが振込手数料でしょう。クレジットカードや口座振替なら問題ないのですが、他行への振込手数料は通常は有料です。また、他行へ資金を移動する際にも振込手数料がかかります。今や振込はATMや窓口よりもインターネットバンキング(ダイレクト)でするのが当たり前です。

手数料が安いことが多いですし、時間も手間も省けるからです。以前だと15時以降の振込は翌営業日扱いでしたが、現在は24時間即日振り込まれるように(双方が対応している場合)なりました。

三菱、三井住友、りそなは自行から自行他支店(本支店)への振込は無料です。ゆうちょは月5回まで無料で、それ以降は113円かかります。みずほにいたっては自行同士でも108円~216円の手数料がかかってしまいます。

ダイレクト(ネットバンキング)から他行への振込はりそなが振込金額に関係なく一律216円で最安です。ゆうちょは5万円未満なら216円、5万円以上なら432円で、三菱、三井住友、みずほは3万円未満ならそれぞれ216円、3万円以上なら三菱は324円、三井住友、みずほは432円かかります。

条件を満たせば手数料無料になる

一番条件が低いのはみずほ

コンビニATMや他行への振込手数料は条件付きで無料にする方法があります。コンビニATMに関しては三菱、三井住友、みずほともに預金残高が30万円以上あれば無料になります。ただし、回数制限があり、最多はみずほで月4回、三井住友が月3回、三菱が月2回まで無料となっています。りそなはポイントステータス制でやや条件のハードルが高く、脱落です。

他行への振込手数料に関してもみずほが一番優れており、預金残高が50万円以上あれば月1回まで無料となっています。三菱はハードルが高く、預金残高が500万円以上あれば他行への振込手数料が月3回まで無料となります。

一方、ゆうちょは引き出しは自行ATMやE-netを使えばいいですが、他行への振込に関しては手数料無料になる独自特典がないので、他行へ振込や送金を多くする人には不向きと言えます。

【三菱UFJ銀行】
・スーパー普通預金(メインバンクプラス)で三菱UFJダイレクトの契約および初回登録に加えて、毎月末時点で次のいずれかに該当する場合は翌月20日~翌々月19日まで下記の特典あり。
 ・自行ATMの時間外何回でも無料、コンビニATM手数料が月2回まで無料
(1)給与受け取り(1回あたり月10万円以上)
(2)NISA・つみたてNISAでの「投信つみたて(継続購入プラン)」自動振替
(3)MUFGカード等(三菱UFJ-VISA)クレジットカード利用代金の引き落とし
(4)預金残高30万円以上
 ・自行ATMの時間外何回でも無料、コンビニATMおよび他行宛振込手数料がそれぞれ月3回まで無料
(1)「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレスカード」利用代金の引き落とし
(2)住宅ローン利用(完済後2年間は優遇の対象)
(3)借入残高500万円以上
(4)預金残高500万円以上
【三井住友銀行】
・SMBCポイントパック(残高別金利型普通預金口座)を契約の上、当月または当月末時点で次のいずれかに該当する場合は翌々月に下記の特典あり。
 ・自行ATMの時間外何回でも無料、コンビニATM手数料が月3回まで無料
(1)給与受取または年金の受取
(2)三井住友カードまたはセディナのクレジットカード利用代金の引き落とし
(3)円・外貨預金、投信信託など預かり資産残高30万円以上
(4)Web通帳の契約
(5)SMBCデビットカードの契約
【みずほ銀行】
・みずほマイレージクラブに入会後、毎月月末時点でみずほダイレクトまたはかんたん残高照会の登録をし、次のいずれかに該当する場合は翌々月に下記の特典あり。
【A】自行、イオン銀行ATMの時間外何回でも無料、コンビニATM手数料が月4回まで無料
(1)みずほマイレージクラブカード(クレジットカード)または、みずほJCBデビット利用
(2)給与受取
(3)25歳未満の学生(専用サイトから登録必要)
(4)オリコカードの引き落とし(毎月3,000円以上利用、専用サイトから登録必要)
(5)みずほ銀行・みずほ信託銀行の円預金・貯蓄・定期・財形および、みずほ銀行・みずほ証券のMMF・MRFなどの合計残高30万円以上
(6)J.Scoreのスコアを取得し、みずほ銀行との情報共有に同意した方
【B】Aの特典に加えて他行宛振込手数料が月1回まで無料
(1)みずほ銀行・みずほ証券のNISA口座を持っている
(2)みずほ銀行・みずほ信託銀行の円預金・貯蓄・定期・財形および、みずほ銀行・みずほ証券のMMF・MRFなどの合計残高50万円以上
・みずほマイレージクラブに入会後、毎月月末時点で次のいずれかに該当する場合は翌々月に下記の特典あり。
【C】Aの特典に加えて他行宛振込手数料が月4回まで無料
(1)みずほマイレージクラブカード(クレジットカード)または、みずほJCBデビットを年間100万円以上利用
(2)みずほ銀行・みずほ信託銀行の円預金・貯蓄・定期・財形および、みずほ銀行・みずほ証券のMMF・MRFなどの合計残高500万円以上
(3)みずほ銀行・みずほ信託銀行・みずほ証券の資産運用商品の月末残高がある
(4)みずほ銀行の借入の月末残高がある
【りそな銀行】
・毎月月末時点で次のいずれかの合計獲得ポイントによって翌々月に下記の特典あり。
【A】[パール・20~99pt] りそなグループATM(バンクタイム含む)手数料が何回でも無料
【B】[ルビー・100~199pt] Aの特典に加えてコンビニATM手数料が月3回までキャッシュバック、他行宛振込手数料が月3回まで半額
【C】[ダイヤモンド・200pt以上] Aの特典に加えてコンビニおよび他行ATM手数料が月3回までキャッシュバック、りそなグループATMからキャッシュカード使用時の他行宛含むすべての振込手数料が月3回までキャッシュバック、ダイレクトから他行宛振込手数料が月3回まで無料
 ◇ステータスポイント(月間獲得)
(1)給与受取(20pt)
(2)年金受取(20pt)
(3)りそなカード(クレジットカード)の引き落とし(10pt)
(4)りそなまたは近畿大阪デビットカードの引き落とし(10pt)
(5)積立定期の預入または積立投資信託を1万円以上購入(5pt)
(6)投資信託・外貨預金、公共債等の月末残高が30万円以上(20pt)、300万円以上(50pt)
(7)預入金融資産の月末残高が10万円につき1pt(100万円以上は10pt)
(8)カードローン・消費性ローン利用10万円につき5pt(月間上限100pt)
(9)マイゲートのログイン(5pt)
(10)インターネット通帳「TIMO」契約(5pt)
(11)貸金庫の契約(20pt)
(12)りそなHD株主優待(100株以上20pt、500株以上25pt、600株以上30pt、700株以上は100株ごとに5pt加算)
 ◇ステータス保証
(1)新規入会の方は1年間パール以上のステータス保証(再入会除く)
(2)25歳以下の会員はパール以上のステータス保証
(3)住宅関連ローン利用残高100万円以上はルビー以上のステータス保証
MEMO

コンビニATM:セブン銀行ATM、ローソンATM、E-net

賢く使って手数料無料に

常に預金残高30万円以上いれておこう

私はメガバンクの口座は三菱とみずほ、ゆうちょを持っていますが、ゆうちょは郵政民営化前の「郵便貯金」時代に郵便局でアルバイトをするときに強制的に作らされたもので現在は使用していません。みずほも現在は休眠口座状態です。三井住友は近くに支店もATMもないので作っていません。

現在、生活費用には三菱を使用しており、現金を引き出す場合は休日日中なら駅前の三菱のATM、平日なら駅前かイオン銀行ATMを使用して、毎回無料で引き出しています。最寄駅の近くに支店はなく、小さなATMしかないのですが、支店に行く機会はないので問題ありません。イオン銀行ATMは周辺にたくさんあるので、平日無料のありがたさを実感しています。

ただ、深夜早朝など時間外に急に引き出さなければならなくなったときは通常は有料になってしまいます。引き出しに関してはゆうちょか三井住友が優れています。しかし、預金残高が30万円以上あれば自行ATMは時間外でも回数無制限で無料になりますし、コンビニATMは月2回まで無料なので問題ないでしょう。メガバンク3行ともに預金残高30万円以上入れておくというのがポイントです。

決済はクレジットカード払いなので振込手数料はかかっていません。また、事業用口座を都市銀行にしてしまうと生活費用口座に移動する(振り込む)機会が多くなるので、事業用口座は都市銀行ではなくネット銀行にしています。利息は全然つかないのに高い手数料を払っていたら大損です。手数料はばかにならないので、うまく活用して手数料無料で生活しましょう。

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